笑って感謝し豊作祈る 天下の奇祭・笑い講
笑うことで今年の収穫に感謝し来年の豊作を祈る神事「笑い講」が、山口県防府市で行われた。
防府市台道の小俣八幡宮(はちまんぐう)で行われた、天下の奇祭とも呼ばれる笑い講。今年一年の収穫に感謝し来年の豊作を願い笑い声を上げるこの神事は、800年以上前の鎌倉時代から受け継がれている。
酔わないと笑えないと言いながら、笑い講に備えてお神酒を酌み交わしていく。準備が整うと、いよいよ笑い講の始まり。2人一組となり榊(さかき)を手に大きな笑い声を上げていく。
1回目は今年の収穫を喜び、2回目は来年の豊作を祈り、3回目は今年の苦しかったこと悲しかったことを忘れるため、力いっぱい笑う。
今年の頭屋 貞頼浩さん「今年は災害もなく良い年でした。伝統のある行事ですから、続けていきたい」
最後は全員で大きな笑い声を上げて、今年の笑い講を締めくくった。