1軒の苦情で廃止決定の“遊び場” 反対の声多く“存続”求める署名活動開始へ 長野市
長野市が今年度で廃止を決断した青木島遊園地について22日、新たな動きがありました。
青木島遊園地を考える会 小嶋小百合代表
「長野市にはぜひ子育てのしやすい市としての方向で、常にかじ取りをしていただきたいと思って、活動させていただくことにしました」
市民の有志などによる団体が、園の存続を求める署名活動を始めると発表したのです。
問題となっているのは、18年前に地元住民の要望でできた地域の“遊び場”です。1軒の住宅から「子どもの声がうるさい」という意見が寄せられていました。この状況に、市は“遊び場”の廃止を決めました。
長野市担当者(8日)
「今回のケースは、本当に残念なのですけど、ほかに選択肢がなかったということで、我々としても非常に苦しい判断で廃止を決断したということでございます」
しかし、多くの住民から廃止に反対の声が寄せられていました。
青木島遊園地を考える会 小嶋小百合代表
「今回のような前例ができてしまうとですね、子育ての現場に与える今後の影響も大変危惧しております。私たちの会としては再考をお願いしたく、署名活動をしたいと思っています」
会は30人ほどで活動し、来年1月3日までに8000人分の署名を集め市へ提出したいとしています。