「縄文遺跡群」21年の世界文化遺産に推薦
2021年の世界文化遺産候補に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が推薦されることが正式に決まった。
政府は19日に開かれた関係省庁連絡会議で、『北海道・北東北の縄文遺跡群』を世界文化遺産候補としてユネスコに推薦することを正式に決めた。
『北海道・北東北の縄文遺跡群』は、北海道・青森・岩手・秋田にまたがる17の遺跡で構成され、農耕以前の生活や精神文化を伝える物証とされている。
今月20日の閣議了解を経て、来年2月1日までに、ユネスコに推薦書を提出する予定。その後、来年9月頃にユネスコの諮問機関による現地調査が行われ、2021年夏に登録が審議される見通し。
国内の世界文化遺産は、これまで富士山など19件が登録されていて、縄文遺跡群の登録が実現すれば20件目となる。