藤井聡太六冠が史上最年少での名人獲得と七冠達成まであと1勝にせまる名人戦の第5局は熱戦が続いています。

江戸時代から続く称号名人をかけた戦い名人戦の第5局は先月31日から、長野県高山村で行われています。藤井六冠は、この名人戦で渡辺明名人に3勝1敗としていて名人獲得まで、あと1勝となっています。名人を獲得すると、谷川浩司十七世名人の史上最年少記録を40年ぶりに更新、そして、羽生善治九段以来の七冠も最年少で達成となります。

第5局も2日目の夕方になりました。勝負の行方はどうなっているのでしょうか。対局会場の前から中継です。

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先月31日から行われている名人戦第5局で、人口およそ6600人の長野県高山村では、歴史的な日となるかもしれないということで会場の前では足を止める人も見受けられました。また、合わせて開催されている大盤解説会にも午前の段階でファンや関係者がおよそ200人訪れるなど盛り上がりを見せています。

そして、会場には60人ほどの報道関係者が集まっているということです。また、インターネットでの中継でも、この対局を累計で300万人近くが視聴するなど多くの人々が勝負の行く末を見守っています。

私は1日朝、対局再開の様子を見届けてきましたが、対局室では張り詰めた緊張感が漂っていました。

第5局は現在、終盤戦へとさしかかっています。

名人戦は持ち時間それぞれ9時間で、現在、最も持ち時間の長い2日制のタイトル戦ですが、それぞれ残り時間は藤井六冠が2時間、渡辺名人が1時間となっています。

渡辺名人が午後3時過ぎに、1時間26分の長考の末、勝負をいっきに決めに行く手を選びましたが、AIによると、現在、藤井六冠が有利とみていて、藤井六冠がこの展開をうまく勝利に結びつけられるのか、注目されています。