男たちが木製の玉を奪い合う伝統行事 福岡
男たちが豪快に木製の玉を奪い合う正月の伝統行事「玉せせり」が福岡市で行われた。
福岡市東区の筥崎宮で毎年行われる「玉せせり」は、玉に触れると災いを逃れ、幸運を授かると伝えられている。時折吹く冷たい風の中、競り子と呼ばれる締め込み姿の男たちが、勢い水を浴びながら重さ8キロの木製の玉を奪い合った。
競り子は陸組と浜組に分かれていて、陸組が玉を奉納すれば、その年は豊作。浜組ならば豊漁の年になるとされている。今年は陸組が奉納し、観客からは大きな歓声が上がっていた。