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南海トラフ地震 津波確率“市町村別”発表

2020年1月24日 17:31
南海トラフ地震 津波確率“市町村別”発表

政府の地震調査委員会は今後30年以内に南海トラフで大きな地震が起き、3メートル以上の津波に襲われる確率を市区町村ごとに初めて公表した。

静岡県の駿河湾から四国沖の南海トラフでは、100年から200年おきに大きな地震が発生している。地震調査委員会は東北から九州の沿岸にある352の市区町村ごとに、今後30年以内に津波に襲われる確率を初めて公表した。

この地図は調査委員会が作成したもので、木造住宅が壊れる3メートル以上の津波が押し寄せる確率を色別に示したもの。

津波が来る可能性が「非常に高い」エリアは紫色で、可能性が「高い」エリアは赤色で表示されている。

国が想定する、マグニチュード9.1の超巨大地震は対象とされていないが、委員会は「最大クラスの津波だけでなく、3メートルや5メートルといった津波が高い頻度で襲うこともふまえた上で、優先順位をつけた対策を取ってほしい」としている。