あす帰国…感染疑いある人の搬送先病院公開
東京都は、29日に中国・武漢から日本人が帰国した際に、新型コロナウイルスへの感染が疑われる人がいた場合、受け入れる都内の病院を報道陣に公開した。
29日午前、武漢からチャーター便で日本人が帰国するが、東京都では、新型コロナウイルスへの感染が疑われる人がいた場合は、都内4つの病院で受け入れる計画。
このうち、羽田空港に最も近い大田区にある公社荏原病院は、第一種感染症医療機関に指定されている。感染の疑いのある人は、ほかの患者と接触しないよう、救急外来の専用入り口から診察室に運ばれ、医師による検査や問診が行われる。
感染の疑いがある人は、「陰圧室」と呼ばれる病室に移され、さらに詳しい検査や治療が行われる。「陰圧室」は11部屋あり、荏原病院では、29日の帰国に備えて、今は全て空室にしている。
中村ふくみ医師「医師・看護師のマンパワーのこともあるので、ほかの都立・公社(病院)と調整しながら、当院でできる限りの患者を受けると考えています」