死亡女性は感染運転手の“義母”新型コロナ
新型コロナウイルスに関連して新しい情報が入ってきた。厚労相前から和田記者が中継で伝える。
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関係者によると13日に死亡が確認された神奈川県の80代の女性は、同じく13日に感染が確認された東京都の70代のタクシー運転手の男性の「義理の母親」だという。
中国への渡航歴のない人の感染も確認されるなか、町中での感染が広がっているのか心配される人もいると思うが、厚労省は13日夜の会見で、「現段階では、まだ国内で感染拡大しているというように判断を変えることはない」と述べた。
13日に死亡が確認された神奈川県に住む80代の女性は、中国への渡航歴や中国の人と接触はなく、厚労省は、感染経路は分からないとしている。
一方、同じく13日に感染が確認された東京都のタクシー運転手と和歌山県の医師は多くの人と毎日接し、感染するリスクが高い職業ともいえるので、いま、町を歩いていて、すぐに人から感染するという段階ではないとみられる。
しかし、いずれも中国から来た人との接点が浮かんでいないなど、感染経路が特定されておらず、一刻も早い感染経路の特定が待たれる。
相談窓口に電話がつながらないという話もあるのだが、厚労省としてもそういう声があることは承知している。また、今回の例だけでなく、チャーター機やクルーズ船のこともあり、国民が不安に思うのは当然のことだとも言っている。
そういった国民の不安に答えるために相談窓口を設置しているが、まだ途上段階なので、今後は各都道府県などを通じて相談窓口の拡充なども検討していくとしている。