新型コロナウイルスの感染拡大を受け、加藤厚生労働相は２０日夜、イベントについて、主催者に「開催の必要性の検討」を改めて求めるとともに、「一律で自粛は要請はしない」と述べた。

加藤厚労相は２０日夜、会見でイベントなどの開催について「感染の広がり、会場の状況等を踏まえて、開催の必要性を改めて検討していただきたい」と主催者に呼びかけ、その上で「現時点で、政府として一律に自粛要請を行うものではない」との姿勢を明らかにした。

どういったイベントが検討の対象になるかは一概に言えないとしつつ、東京で多くの感染者が確認された屋形船のように「屋内でお互いの距離が十分にとれない状況で一定時間いるようなもの」を例に挙げている。

この方針については今後、感染の広がりや重症度をみながら適宜見直すとしている。