おととし土石流被害 熱海市でイセエビ漁が解禁 取引価格は去年より高値に
2021年、土石流の被害を受けた静岡県熱海市の港で特産のイセエビ漁が解禁となり、いきのいいイセエビが次々と水揚げされました。
17日朝、熱海市の伊豆山港を出た漁船が沖合200メートルほどの漁場へ向かい、前日に仕掛けた網を引き揚げると、いきのいいイセエビが次々と姿を見せました。伊豆山港は、2021年の土石流で大量の土砂が流れ込みましたが、去年から水揚げを再開し、ほぼ例年通りの漁ができるようになったということです。
伊豆山港の漁師・松本早人さん
「解禁なので、あれぐらい取れてくれると気持ちがいい。港の外は例年通りになった気がする。港の中はまだ泥がある」
この日の取引価格は1キログラムあたり5000円から8000円ほどで去年より高値だったということです。イセエビ漁は来年5月中旬まで行われます。