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プーチン大統領“産油量削減の可能性も” 取引価格の上限設定めぐり

2022年12月10日 3:04
プーチン大統領“産油量削減の可能性も” 取引価格の上限設定めぐり

ロシアのプーチン大統領は9日、 G7(=主要7か国)などが経済制裁としてロシア産原油の取引価格に上限を設定したことをうけ、産油量を削減する可能性があると述べました。

G7=主要7か国と欧州連合、オーストラリアはロシアへの追加制裁としてロシア産原油の取引価格の上限を1バレル=60ドル、とすることで合意していました。

プーチン大統領はこれについて訪問先のキルギスで行った会見で、「このような決定をおこなった国には供給しない」と述べ、制裁を科す国には原油を売らず減産の可能性も考えると述べました。

また、プーチン大統領は「特別軍事作戦は時間がかかる」と戦闘の長期化を示唆する発言をしていましたが、これについて「和解のプロセスには時間がかかる」という意味だと説明した上で、「特別軍事作戦は順調で、すべてが安定」していて、「そこに疑問も問題もない」と自信を見せました。

軍事作戦が難航している、とする西側の見方を否定する狙いがあるものとみられます。