プーチン大統領、兵士らの母親と面会 ほとんどが職業軍人の母親ら…監視団体「プロパガンダに過ぎない」
ロシアのプーチン大統領は25日、ウクライナ侵攻に関わる兵士らの母親と面会しました。動員兵の待遇などへの不満が高まる中、家族らの意見を聞く姿勢をアピールした形です。
プーチン大統領「あなた方が忘れられたと感じないように、私たちはあらゆる努力をしていきます」
プーチン大統領との面会には兵士らの母親17人が招かれ、「息子を亡くした」という母親らがウクライナ侵攻への支持などを表明しました。
予備役の動員を巡っては、先月末、目標の30万人が集まったとして国防省が完了を発表しましたが、金銭が支払われなかったり、短期間の訓練で前線に送られて死亡した、などの情報が独立系メディアを通じて広がり、家族の間に不安と不満が募っていました。
しかし、今回の面会に招かれたのはほとんどが動員兵ではなく職業軍人の母親らで、「動員」の監視団体「母と妻の協議会」は、「面会はプロパガンダに過ぎない」と批判しています。