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避難行動が「分かる」、障害あっても「伝わる」……“重ねるハザードマップ”3つの新機能 被害想定と対処を「文字化」ナゼ?

2023年5月31日 10:13

災害リスクを事前にチェックできる「重ねるハザードマップ」に30日、新機能が追加されました。命を守るための具体的な行動が分かり、障害がある人にも伝わるようにリニューアル。災害が間近に迫った時には、危険度が分かる「キキクル」も活用してください。

■災害のリスクは?…事前にチェック

有働由美子キャスター
「台風2号が近づいているこのタイミングで、改めて知ってほしいのが『重ねるハザードマップ』です。土砂災害や洪水、津波などの災害リスクが自分の住んでいるまちにどれくらいあるか、事前にチェックできます。30日から新機能が追加されました」

小野高弘・日本テレビ解説委員
「どんな行動をすればいいか『分かる』、障害のある人にも『伝わる』ことを目標に検討が行われ、30日にリニューアルされました」

■文字化、色分け、読み上げの新機能

小野委員
「例えば、4年前に氾濫が起きた東京・世田谷区にある二子玉川駅近くの『新多摩川橋』で検索してみましょう。これまでは想定される浸水の深さが色と数値で出るだけでしたが、30日からはそこに文字が表示されるようになりました」

有働キャスター
「その中身を見てみると、『最悪の場合、洪水による浸水が発生してその深さが5メートルから10メートルになる』と具体的です。『早期に立退き避難することが必要』などと行動も促しています」

小野委員
「想定される被害や命を守るために取るべき行動が具体的に示されるようになりました。また背景の色が(文章の箇所によって)違い、濃い色の方が危険度が高くなっています。レベルによって色分けされていて、一目で分かるようになりました」

「さらにその地点をクリックすると、『洪水によって想定される浸水深、3.0メートルから5.0メートル』と聞こえました。文字化されているものが、目が不自由な方でも分かるように音声で読み上げられる工夫もなされています」

有働キャスター
「これも大事ですよね」

■「キキクル」も…命を守る行動を

有働キャスター
「こういった命を守る進化は、テクノロジーでどんどん進んでほしいなと思います」

落合陽一・筑波大学准教授(「news zero」パートナー)
「文字を打ち込んだり形にすると、子どもに説明する時も外国語にする時も、AIで容易に翻訳できるようになります。個人的には、緊急地震速報を耳の聞こえない人に届くようにするのも重要だと思います」

「このようにいろいろな説明の仕方ができるようにするのは、これからは非常に必要だと思います」

有働キャスター
「新しくなったハザードマップはぜひ災害が来る前、今のうちに自分の住所を入れてチェックしてほしいです。また実際に台風や豪雨による災害が間近に迫ってきた時には、気象庁の『キキクル』も活用していただきたいです」

「キキクルでは、災害の危険度がどれだけ高まっているかをリアルタイムで知ることができます。土砂災害や浸水、洪水の危険度が地図に色分けされていて、避難の判断に役立てることができます」

「『重ねるハザードマップ』と『キキクル』、どちらも検索で出てきますので、うまく使い分けて命を守る行動につなげてください」

(5月30日『news zero』より)