アルツハイマー治療薬米承認 エーザイ「1人でも多くの当事者様にお届けすべく全力を尽くす…」
アメリカの規制当局が日本の製薬大手「エーザイ」などが開発したアルツハイマー病の治療薬を正式承認したことを受け、エーザイの内藤晴夫CEOは、「1日でも早く、1人でも多くの当事者さまにお届けすべく全力を尽くす所存」と述べました。
アメリカのFDA(=食品医薬品局)は6日、日本の製薬大手「エーザイ」とアメリカの製薬会社「バイオジェン」が共同開発したアルツハイマー病の治療薬「レカネマブ」を正式承認したと発表しました。
エーザイ・内藤晴夫CEO
「本当に大きな喜びといたすところでございます。1日でも早く、1人でも多くの当事者様にお届けすべく全力を尽くす所存」
レカネマブのアメリカでの正式承認を受けて、エーザイの内藤晴夫CEOが会見し、アメリカでは軽い認知症の患者ら1万人にこの薬を投与する見通しを示しました。
日本では9月までに承認を得たいとし、この薬の社会的な価値は1人あたり400万円を超えるという評価もあり、内藤CEOは「介護の負担軽減なども含めて薬の価値を評価してほしい」と述べました。