学校関係者の新型コロナウイルスへの感染が相次ぐ中、萩生田文部科学相は、感染者が出ていない学校でも同じ市町村で感染が拡大した場合には休校にするなど、市町村単位で必要な判断をするよう各教育委員会に要請する方針を示した。

萩生田文科相「市町村の単位で複数の感染者が出ている場合に思い切って、一つの市あるいは町を学校ごとお休みするという事も一つの選択肢にいれてほしい」

萩生田文部科学相は閣議後の会見で、児童・生徒の安全確保の観点から感染者が出ている学校の全部または一部の臨時休校はもちろん、感染者が出ていない学校でも同じ市町村で感染が拡大した場合などは、休校や学級閉鎖の検討をするよう各教育委員会に要請する方針を示した。２５日中に全国の教育委員会に通知するという。

一方、２５日から全国の国公立大学の２次試験が始まっているが、受験生が感染した場合の対応などは大学ごとに異なっていて、文科省は、追試の実施など各大学に柔軟な対応を求めている。