“体長2.5m”巨大なサメ釣りあげる 約1時間の“格闘”で…
沖縄・国頭村の海岸でサメが釣り上げられました。体長約2メートル55センチ、2人がかりで1時間に及ぶ格闘の末、ようやく陸に引き揚げました。海水浴シーズンを前にしたサメの出没に、地元では不安が広がっています。
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波打ち際で、必死に釣り糸をたぐり寄せる釣り人。2人がかりで挑みますが、なかなか引き揚げることができません。釣り糸の先にいたのは、なんとサメ。その大きさは、人の身長を上回る2メートル55センチもあったということです。
先週、沖縄・国頭村の海岸で映像が撮影されました。ウミガメを調査している撮影者がいつも通り、海岸を歩いていたところ、魚釣りをしていた知り合いが、サメと格闘する場面に遭遇しました。
動画を撮影した 嘉陽宗幸さん
「大変だってことで、地元の知り合いに電話しまくったんですね」
応援に駆けつけた人たちと力を合わせて尾びれをつかみ、海から引っ張りだし、最後はロープを使って、陸へと引き揚げました。サメとの格闘は約1時間に及びました。
その後、専門家に確認したところ、「カマストガリザメ」という人を襲う可能性があるサメで、腹の中には子ザメが6匹もいたということです。
実は、この場所では過去にもサメが目撃されていました。
嘉陽宗幸さん
「去年も、ここは実はサメの目撃情報が相次いで、役場が注意喚起の看板をあげたくらいのところなんですよ」
この海岸には、普段はキャンパーもいるということです。
今回はなんとか捕獲できましたが、海水浴シーズンを前にしたサメの出没に地元では不安が広がっています。