非常に強い台風7号が小笠原諸島の北の海上をゆっくり北上しています。今後、台風の影響がより大きくなるとみられる伊豆諸島の八丈島から関口記者が伝えます。

八丈島の八重根港では、空は基本的には晴れていたんですが、12日午後を過ぎてから厚い雲に覆われ、雨が降る頻度が増えてきました。

そして現在、島には波浪警報が出ています。私は朝からこの場所の取材をしているんですが、岸壁に打ち付ける波も朝よりもだいぶ荒くなっている印象です。

港では赤いロープが張られるなど立ち入りが禁止され、さらに奥にはゲートも置かれ立ち入りが禁止されているという状況です。

海の周辺を巡回している警察の方に話をうかがったところ、「波がかなり高くなってきているので決して海に入らないように注意喚起して回っている」と話していました。

そして、併設される港の待合所の施設を見てみますと、ガラス戸や窓が割れないようにと、11日、関係者の方が木でできた雨戸を閉め、さらに土のうを積んで台風への対策を行ったということです。

八丈島では13日、強風域に入る見通しで、伊豆諸島では13日の最大瞬間風速が30メートルと予想、さらに海も猛烈なしけとなる見込みのため、海に近づくことを避け、十分に警戒してください。