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低気圧“急発達” 1日(水)~2日(木)にかけ北日本中心に大荒れ警戒

2023年1月31日 16:29
低気圧“急発達” 1日(水)~2日(木)にかけ北日本中心に大荒れ警戒
1日・2日の天気図

2月スタートとなる1日(水)は、急速に発達しながら進む低気圧が北海道付近を通過し、その後は冬型の気圧配置が強まります。2日(木)にかけて北日本を中心に猛吹雪や大雪となるおそれがあり、“冬の嵐”に警戒が必要です。

■低気圧“急発達”気温上昇し融雪災害の危険高まる

1日(水)から2日(木)にかけて、日本海を進む低気圧が急速に発達しながら北日本に近づき、北海道付近を通過する見込みです。この影響で、低気圧に近い北海道や東北を中心に風が強まり、大荒れの天気となりそうです。

山沿いを中心に雪の降り方も強まるため、猛吹雪や吹きだまりによる交通障害や暴風に警戒するとともに、電線への着雪による停電などにも注意が必要です。

一方で、低気圧や前線に向かって南から暖かな風が吹き込むため、各地で気温が高くなります。このため、1日(水)は北日本日本海側の沿岸部や北陸の平野部でも、雪ではなく「雨」となる所があるでしょう。

積雪の多い地域では、雪崩や屋根からの落雪、雪どけによる洪水など、融雪災害の危険が高まります。外出の際などは、十分な注意が必要です。

■2日(木)は冬型強まり大雪・猛吹雪のおそれ

低気圧が通過した後は、上空に強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まります。2日(木)には、平地でも雪の降る目安となる-6℃以下の寒気が中国地方から関東付近までを覆い、-12℃以下という強い寒気が北陸まで南下する予想です。

1日(水)は雨となった日本海側の地域も、2日(木)は広く雪となり、風も強まって猛吹雪となる所もあるでしょう。東北の日本海側や北陸では雪の降り方が強まって、短時間で積雪が急増するおそれもあります。

1日(水)~2日(木)にかけての最大瞬間風速は、北海道で30~40メートル、東北で30~35メートルと予想されています。また、北海道では、1日(水)昼~2日(木)昼までの予想降雪量が、多い所で30~50センチとなっています。日本海側を中心に非常に強い風も吹き、“冬の嵐”となるでしょう。早めの備えを心掛けてください。