×

交通事故“1万件”減少 外出自粛が影響か

2020年5月15日 15:05
交通事故“1万件”減少 外出自粛が影響か

先月、全国で起きた交通事故の件数が去年の同じ時期よりも1万件以上減少したことがわかりました。新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛が影響したとみられます。

警察庁によりますと、先月の全国の交通事故発生件数は2万805件で、去年の同じ時期に比べて1万件以上減少し、ひと月の事故の発生件数としては過去最少となりました。死者数も213人で2割ほど減少したということです。

新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で、交通量が減ったことが影響したとみられます。

ただ、東京や大阪など一部の都府県では、去年の同じ時期よりも死者数が増加しており、警察庁は「都市部では、普段渋滞している道路がすいていて、スピードが出しやすくなっていることや、ドライバーの緊張感の低下が重大事故につながっているのではないか」と分析しています。