東急電鉄は、1日から、すべての路線の電力を再生可能エネルギー由来の電力に切り替えて運行を開始しました。

東急電鉄では3年前から都内を走る世田谷線で再生可能エネルギー由来の電力を導入していましたが、1日からは東横線など残る7つの路線や駅でも再生可能エネルギー由来の電力を100％導入しています。

全路線で導入するのは、全国の鉄道会社で初めてだということです。

東急電鉄 広報CS課・内藤遥さん
「東急グループの中でも、もっとも電力使用量が多い当社が再生可能エネルギーに切り替えることで、脱炭素社会の早期実現に貢献できると考えております」

具体的には、再生可能エネルギーであることを証明する「非化石証書」を電力会社から購入して二酸化炭素の排出量を実質ゼロにします。

このため、東急電鉄の電力購入のコストは増加しますが、この取り組みによる運賃の値上げはしないということです。