黒川検事長“辞意” 検察幹部「仕方ない」
検察庁のナンバー2、東京高等検察庁の黒川弘務検事長が緊急事態宣言中に新聞社の社員らと麻雀をしていた問題で、黒川検事長は、辞任の意向を固め総理官邸に伝えました。
20日の報道から一夜、黒川検事長は辞任の意向を官邸に伝えるという急転直下の展開となりました。検察庁内には、「仕方がないだろう」との空気が広がっています。
関係者によりますと黒川検事長は、辞任の意向を固め、総理官邸に伝えました。
黒川検事長は今年2月に定年退官を迎える予定でしたが、直前に半年間の定年延長が閣議決定されました。これに対し野党側は反発し、今国会の成立が見送られた検察庁法改正案についても、黒川検事長の定年延長を後付けで正当化しようとするものだと批判していました。
ある検察幹部は、「辞任は重すぎる気もするが、世間を騒がせてしまったから仕方ないだろう」と話していました。
法務省は、後任人事の調整を急いでいます。