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黒川検事長問題 森法相は首相官邸に

2020年5月21日 17:09
黒川検事長問題 森法相は首相官邸に

検察庁のナンバー2、東京高等検察庁の黒川弘務検事長が緊急事態宣言中に新聞社の社員らと賭け麻雀をしていたされる問題で、黒川検事長が辞任の意向を固めました。森法務大臣はさきほどから総理官邸に入っています。

森法務大臣はまず菅官房長官らと会談していまして、まだ安倍総理大臣とは会っていません。政府関係者によりますと黒川氏は法務省の聞き取りに対し賭け麻雀をしたことを認めているということですが、森法務大臣は安倍総理大臣に、こうした聞き取りの結果や、黒川氏の処分、また後任人事などについて報告しているものと見られます。

一方、国会ではさきほどから法務省が野党側の求めに応じ、黒川氏の聞き取り調査の結果について報告しています。

詳細な内容はまだ入ってきていませんが自民党幹部によりますと法務省は、黒川氏が賭け麻雀を行ったこと、また新聞社のハイヤーを使用していたことについて事実と認めたということです。

ただ、黒川氏が行った賭け麻雀が賭博罪にあたるのか。そして新聞社のハイヤーを使ったことが国家公務員の倫理規定に抵触する利益供与にあたるのか、といった評価は避けているということです。