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辞表提出の黒川検事長 訓告処分受ける

2020年5月21日 21:36
辞表提出の黒川検事長 訓告処分受ける

検察庁のナンバー2、東京高等検察庁の黒川弘務検事長が緊急事態宣言中に新聞社の社員らと賭けマージャンをしていた問題で、黒川検事長は21日、辞表を提出し、訓告処分を受けました。

法務省の調査結果によりますと、黒川検事長は、緊急事態宣言下の今月1日と13日の2回にわたり、産経新聞と朝日新聞の記者ら3人と産経新聞記者の自宅マンションの一室で賭けマージャンをしたということです。

黒川検事長は、事実関係を認め、21日午後、法務省で訓告処分を受け、辞表を提出したということです。22日の閣議で承認を受け、辞職が決まる見通しです。

黒川検事長は、21日夜、「緊急事態宣言下における私の行動は、緊張感に欠け、軽率にすぎるものであり、猛省しています」などとするコメントを出しました。

朝日新聞の調査結果によると、4人は、夕方から翌日の未明までにかけ、賭けマージャンを行い、各自で持ち寄って飲食もしていたということでさらに、4月にも2回同じ場所でマージャンをしていたことも明らかにしました。

4人は、5年ほど前に黒川検事長を介して知り合い、この3年間は、月2、3回程度、数千円から2万円ほどの賭け金でマージャンを行っていたということです。

朝日新聞は、「さらに調査を尽くし、社内規定に照らして適切に対応します」などとコメントしています。

また、産経新聞は「賭けマージャンは許されることではないと考えます。今後も取材源秘匿の原則は守りつつ、社内規程にのっとり厳正に対処します」などとコメントしています。