新型コロナウイルスの影響で史上初の連続中止となった、春の選抜高校野球と夏の甲子園。中止となった春の選抜高校野球について、出場予定だった高校による「交流試合」が、甲子園球場で行われることとなりました。

■甲子園、史上初の春夏連続で中止

春の選抜高校野球は、今年は９２回目の大会が行われる予定でしたが、史上初の中止となりました。中止が決まったのは今年３月、本番直前のことでした。　およそ１週間前の決定に、長崎の創成館ではベンチで涙する選手の姿もありました。本当に悔しいという思いがあふれてしまったんでしょうね。　

こうした中、夏の甲子園も、５月に７９年ぶりの中止が決定しました。春夏連続での中止は、戦争の影響で中断した時期を除けば、史上初です。

■甲子園で「１試合限り」の開催決定

こうした状況の中、日本高等学校野球連盟が会見。春の選抜出場が決まっていた高校は、甲子園で試合ができる方針になりました。　

甲子園の地元の方々も、高校球児を今年も迎えられるということで喜んでいるのではないかと思います。　日程は８月１０日～１２日・１５日～１７日の６日間。　招待校は春のセンバツに出場予定だった３２校。ただ各校、試合は１試合限りです。

組み合わせ方法は、７月１８日に各校主将によるオンラインの抽選会で決定します。開会式はリモートで行うことを検討しており、原則、無観客で行われます。学校関係者の入場は、今後感染状況をみて検討、となります。　つまり、甲子園名物の応援団がどうなるかなどは、感染の状況次第となります。　

８月は暑いさなかですが、暑さ対策・熱中症対策を万全にして、安全に頑張ってほしいです。

２０２０年６月１０日放送　ｎｅｗｓ　ｅｖｅｒｙ．『ナゼナニっ？』より