安倍元首相“銃撃事件”山上容疑者 殺人罪などで起訴 奈良地検
去年7月、奈良市で安倍元首相を銃撃したとして逮捕された山上徹也容疑者について、奈良地検は13日午後、殺人と銃刀法違反の罪で起訴したと発表しました。
奈良地検は13日午後、報道陣に山上徹也容疑者を起訴したと明らかにしました。13日午後4時半から、報道陣に対して今回の起訴について説明される予定です。
起訴状などによりますと、山上被告は去年7月、奈良市の近鉄大和西大寺駅の前で演説中だった安倍元首相を銃で撃って殺害したなどとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われています。
奈良地検は山上被告が逮捕されたあと、刑事責任能力があるかないか慎重に調べる必要があるとして、10日まで鑑定留置を行っていました。
関係者によりますと、奈良地検は鑑定の結果、刑事責任能力を問えると判断したということです。
山上被告は、これまでの警察の調べに対し「母親が旧統一教会に入信し、1億円以上献金をして家庭が崩壊した。安倍元首相が団体と近い関係にあると思った」などと供述していました。