安倍元総理“銃撃事件” 山上容疑者「同じことばかり聞かれてうんざり」
安倍元総理の銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者が、鑑定留置について「同じことばかり聞かれてうんざりしている」などと話していたことが関係者への取材で分かりました。
山上徹也容疑者は去年7月、奈良市で演説中の安倍元総理を銃で殺害したなどの疑いで逮捕されています。
刑事責任能力を調べるために、およそ5か月半にわたって行われてきた鑑定留置は10日、終了しましたが、山上容疑者は鑑定医の面談について「統一教会が自分に与えた影響など、同じことばかり聞かれてうんざりしている」などと親族に話していたことが、関係者への取材で分かりました。
また、山上容疑者は11日から再開した警察の取り調べにも取り乱す様子などはなく、会話に応じているということです。
奈良地検は、鑑定留置の結果、刑事責任能力を問えると判断し、近く山上容疑者を殺人などの罪で起訴する方針です。