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「ブラックフライデー」何を買った? 年末商戦 物価高に購買欲アップ!【バンキシャ!】

2023年11月27日 10:52
「ブラックフライデー」何を買った? 年末商戦 物価高に購買欲アップ!【バンキシャ!】

24日は多くの店でセールが行われる「ブラックフライデー」。お店で、ネットで、さまざまなものが割引に。何を買ったのか?なぜ今なのか?バンキシャが街で取材すると、みなさんのお財布事情が見えてきました。【バンキシャ!】

23日、木曜日。人気が少ない深夜の東京・銀座。

バンキシャ
「あそこ。すごいたくさん人がいる」

なぜか路地裏に行列が。その数およそ300人。何のために並んでいるのか。先頭のカップルに聞いた。

バンキシャ
「いまここで何をしているんですか?」

彼氏(23)
「いまはYogiboのブラックフライデーセール。50%オフの開始を待ってます」

行列のワケは、ビーズソファメーカーによるブラックフライデーのセール。24日、この店では(Yogibo Store 銀座1丁目柳通り店)、午前0時から300人限定で、対象の商品が半額になるという。

先ほどのカップルは、整理券を受け取るため、15時間以上並んだという。時刻はまもなく午前0時。

Yogiboのスタッフ
「おめでとうございます!」

開店と同時に店内に入ると、駆け足で階段をのぼり、一直線にレジへと向かう。

Yogiboのスタッフ
「Yogibo Maxのダークグレーが1点ですね」

3万2890円(税込み)が半額の1万6445円(税込み)に。お目当ての商品を受け取り、350メートルほど離れた駅に向かって猛ダッシュ。終電まで残り6分。駅までまだ距離があるが、終電に間に合う時間に着いた。

その後もブラックフライデーのセールでソファを買った人たちが、午前1時の銀座を歩く。中には車の中へギュウギュウに詰め込む人の姿も。

彼女
「いけたんじゃない?」

2人
「あははは(バックドアしめる)おおおお!(拍手)」

 ◇◇◇

アメリカからやってきた年末商戦、ブラックフライデー。消費拡大の起爆剤となるのか。その実態を取材した。

25日、東京・原宿にコスメを買いに来たという2人の高校生。ブラックフライデーで買おうと思っているのが…

高校生(16)
「カラーコンタクトです。やっぱりかわいくなりたいんで、目の色を変えたいなと。カラコンちょっと高いから、一日で捨てちゃうものだから安く買いたいなって」

バンキシャ
「ブラックフライデーはどういう存在ですか?」

高校生(16)
「神!あはは!!天使みたいな、救いみたいな」

気になるのは、1か月後の、あのイベント。

高校生(16)
「クリスマスは私もお金を使いたいので。ブラックフライデーがそのちょっと前にあることによって、お金もその分クリスマスに回せたりできていいなと思います」

 ◇◇◇

24日、東京・下北沢にて、こちらの大学生がブラックフライデーで買ったのは…

大学生(21)
「フルーツグラノーラをいっぱい買いました。いまダイエットしているので」

ネットで探し、割引されたこちらの商品を購入したという。

大学生(21)
「大学に入ってから10キロ以上太ったから、もうさすがにモテたくて。クリスマスも近いし、今のうちにあがこうと…」

もう商品は家に届いたというが…

大学生(21)
「まだ開けてない。結局メシを食っちゃってる」

 ◇◇◇

都内のスーパーでは、物価高の中で喜びの声が。ブラックフライデーの開催は今年で7年目になるという、このスーパー(東京・大田区、イトーヨーカドー大森店)。今年はセール対象品を過去最大(去年の約1.5倍)にしたという。こちらの女性が買ったのは、ブラックフライデーで値引きされた牛肉880円(税抜き)だ。

客(女性)
「お肉です(うふふ)。ブラックフライデーってなんなのって思ってましたけど。気分が上がるって言いますか。あまり11月はイベントがないので」

気分が上がった、この日の夕食は…

肉を買った女性(スマホで撮影)
「ビビンバです。これが880円で売られていた牛肉です」

セールで買った牛肉を使ったビビンバ。

女性
「牛肉がな、いつもだったら半分しか使わないのママ。でも安かったから全部使っちゃった。あははははは!!!!」


「何が面白いのかわかんない」

女性
「お父さん良かったね」

夫・女性
「ブラックフライデーさまさま」

 ◇◇◇

25日、東京・吉祥寺にて、こちらの母親はネット通販で食品などを買いだめしたという。その一方で普段は買いすぎを防ぐため、こんな工夫も。

母親
「本当に必要なものかどうかは、ちゃんと判断するようにして、一旦カートに入れて、もう一日寝かせておいてから、本当に欲しかったら買うみたいな感じで、自分でも工夫しています。夜はさらに購買意欲がわいて冷静になれないので、一日置いてやっぱり必要だなと思ったらポチっと」

その「ポチっと」の先にある一つが、商品を保管する倉庫だ。

バンキシャ
「うわ、すごいですね」

宮城・仙台市の倉庫に保管されているのは、およそ1万3000台のロボット掃除機。

エコバックスジャパン株式会社 坂梨文康社長
「お掃除シーズン、冬のボーナスが掛け合わされてか、この11月12月が最も売れるシーズンになっております」

ブラックフライデー期間中、すでに3000台を超える注文が入り、1日あたりの出荷台数は通常時のおよそ10倍になっているという。そのため、いつもは出荷をしない日曜日にもかかわらず、慌ただしく作業が進められていた。

*11月26日放送『真相報道バンキシャ!』より

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