藤井七段、第2局も勝利 タイトルに王手
将棋の藤井聡太七段が八大タイトルの一つヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局で棋聖の渡辺明三冠に勝ち、タイトル獲得まであと1勝と王手をかけました。タイトルを獲得した場合、史上最年少での獲得となります。
藤井聡太七段は28日、棋聖戦五番勝負の第2局で棋聖の渡辺明三冠に挑みました。藤井七段はタイトル戦の慣例にならい、和服を身にまとい、対局室に現れました。師匠の杉本昌隆八段から贈られた夏用の和服だということです。
史上最年少タイトル挑戦者として今月8日の第1局で藤井七段は渡辺三冠に勝ち、28日の対局でも持ち時間を使いながら勝負を有利に進め、対局開始から約9時間半後、90手で渡辺三冠が投了し、藤井七段が勝ちました。
現在17歳11か月の藤井七段は、屋敷伸之九段が1990年に18歳6か月で棋聖となった史上最年少タイトル獲得記録の更新に、王手をかけました。