大学入学共通テスト目前 強豪高校ラグビー部員らと共に痴漢撲滅訴え 警視庁
大学入学共通テストを今週末に控え、受験生を狙った悪質な痴漢被害をなくそうと、警視庁は、地元高校のラグビー部員らと駅前でチラシを配るなどしました。
東京・目黒区の中目黒駅では、警視庁目黒署が、駅近くにある目黒学院高校のラグビー部員や生徒と、駅利用者にチラシを配り痴漢被害をなくそうと訴えました。
警視庁によりますと、管内の去年1年間の痴漢事件の検挙数は725件(暫定値)にのぼり、そのうち約6割が電車内で発生していたということです。
今週末には大学入学共通テストが控える中、例年この時期には、SNS上で受験生に対する痴漢をあおるような悪質な投稿が相次いでいることから、警視庁は、被害にあった際に活用できる、警視庁防犯アプリ「デジポリス」の利用も呼びかけました。
実際にチラシ配りに参加した目黒学院の生徒らも、「デジポリス」をインストールして使い方を学んでいました。
目黒学院高校ラグビー部は全国大会にも出場する強豪で、参加した部員は「痴漢を見かけたら積極的に助けたい」と話していました。
警視庁目黒署の浜田勝行署長は「痴漢の被害にあわれた方は、勇気を出して周囲に助けを求め周囲の方は、被害者を助ける行動を取ってほしい」としています。