22人死亡 熊本で再び激しい雨、警戒を
4日に記録的大雨で川の氾濫や土石流が相次いだ熊本県では、6日も再び激しい雨が降っていて厳重な警戒が必要です。
熊本県や各市町村のまとめによりますと、4日の大雨で亡くなった方は人吉市、芦北町、八代市などで22人です。また球磨村の特別養護老人ホーム千寿園などで17人が心肺停止、4つの市町村であわせて11人が行方不明となっています。
また15の市町村で5日午後の時点でおよそ1500人が避難しています。
九州北部地方にある梅雨前線は6日夜にかけて対馬海峡付近まで北上し、7日にかけて停滞する見込みです。このため、熊本県では再び激しい雨が降り始め、6日、上天草市と水俣市で1時間の雨量39ミリを記録しました。
また、7日午前6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、県の北部で250ミリ南部で220ミリとなっています。特に被災地では、土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒が必要です。