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宇都宮市 次世代型路面電車「LRT」開業延期の見通し表明 「各種工事を並行して行うことが困難になった」

2022年6月3日 14:03
宇都宮市 次世代型路面電車「LRT」開業延期の見通し表明 「各種工事を並行して行うことが困難になった」
開業延期の見通しとなった宇都宮ライトレール(LRT)の車両

栃木県宇都宮市などで来年3月の開業をめざしていた次世代型路面電車「LRT」について、宇都宮市は工事の遅れから開業を延期する見通しを示しました。

宇都宮市などは道路の渋滞緩和をめざして、JR宇都宮駅から芳賀町までの全長14.6キロで、次世代型路面電車「LRT」の整備を進めています。しかし、工事の遅れなどから、宇都宮市は3日の市議会で来年3月の開業予定を延期する見通しを示しました。

宇都宮市の建設部長は理由について、「工事中に大規模な交差点の渋滞を発生させないよう交通規制の範囲を縮小したことから、各種工事を並行して行うことが困難になった」と説明しています。数か月の開業延期が見込まれるということです。

宇都宮市のLRTをめぐっては、もともと今年春だった開業予定を1年遅らせた経緯があり、開業予定を遅らせるのは2度目となるほか、建設費も当初の見込みから約1.4倍に膨らんでいます。