皇后さま 初の「御養蚕納の儀」に
皇后さまは10日、初めての皇居での「養蚕」を締めくくる「御養蚕納の儀」にのぞまれました。
皇后さまは10日午前、皇居を訪れ、紅葉山御養蚕所で初めて「御養蚕納の儀」にのぞまれました。
皇居での養蚕は、明治以降、歴代の皇后が行ってきたもので、皇后さまは上皇后さまから引き継ぎ、即位の儀式が終了した今年になって初めて、本格的に取り組まれました。
今年の養蚕は、新型コロナウイルスへの対策で作業にあたる担当者を減らし、飼育する蚕もこれまでの4種類から、純国産種の「小石丸」だけにしぼり、行われてきました。
儀式では、収穫した繭から採れた生糸が神前に供えられ、側近によりますと、皇后さまは初めての「御養蚕」を無事に終え、感慨深く思っておられる様子だったということです。