蚕に桑を 皇后さまが「御給桑」
皇居での養蚕に取り組んでいる皇后さまは29日、蚕にえさとなる桑を与える「御給桑」をされました。
皇后さまは、29日午後、皇居にある紅葉山御養蚕所を訪れ、今年2回目となる「御給桑」をされました。
皇居での養蚕は、明治時代から歴代の皇后に引き継がれていて、皇后さまは、今年初めて本格的に取り組まれています。
皇后さまは、800頭の蚕に丁寧に桑の葉を与え、「全部食べてしまうのにどれくらいかかるんですか」などとたずねられていました。
今年の養蚕は、新型コロナウイルス対策のため、品種や担当者を減らしていて、蚕の世話は1人だけでしていることから、皇后さまは「足りないものはないですか」などと気遣われていたということです。
蚕の成長は順調で、あと1か月くらいで繭になるということです。