地村保さん死去 拉致被害者・保志さんの父
福井県の拉致被害者、地村保志さんの父親で、拉致問題の解決に向けて活動してきた、地村保さんが死去しました。93歳でした。
地村保さんは、1978年に北朝鮮に拉致された保志さんの父親で、10日未明に、小浜市内の病院で亡くなりました。93歳でした。
保さんは、拉致問題の解決に向けて政府に積極的に働きかけたほか、各地で署名活動に取り組むなど、長年尽力しました。
2002年に地村保志さん夫妻が帰国した後も活動していましたが、今年の春以降に体調を崩してからは、入退院を繰り返していたということです。
息子の地村保志さんは「拉致被害者・家族は高齢化し、解決には一刻の猶予もありません。私たちの世代で拉致問題が解決されるよう今後も取り組んでいきたいと思います」とコメントしています。