東京「感染拡大している」最高警戒レベルに
新型コロナウイルスの感染者が急増している東京都は、感染状況に関する警戒レベルを最も深刻な「感染が拡大している」に引き上げました。小池知事は「感染拡大警報を出す状況だ」として、警戒を呼びかけました。
東京都は、専門家を交えた会議を開き、都内の感染状況について、感染者が4日連続で200人を超えるなど、先週と比べて1.5倍に増加していることや、感染経路不明のケースも前の週に比べおよそ2倍に増えたことなどから、警戒レベルを最も深刻な「感染が拡大している」へと引き上げました。
小池都知事「感染拡大警報、この状況に東京都はあるということを、都民のみなさまと意識を共有してまいりたいと存じます」
小池知事は、新型コロナ特措法に基づき、都民と事業者に対して、感染防止の徹底を強く呼びかけた上で、都外への不要不急の外出を控えるよう求めました。
一方、政府の観光支援事業「GoToキャンペーン」については、「現在の感染状況を踏まえ、実施時期や方法をよく考えてほしい。延期するのか、地域限定にするのか、国が考えていただきたい」と述べ、見直しを求めました。