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「矯正とは?」法務省で全国の矯正施設職員らが意見交換

2024年6月24日 22:29
「矯正とは?」法務省で全国の矯正施設職員らが意見交換

全国の刑務所や少年院などの矯正施設で働く職員らへの社会の理解を深めようと、法務省で24日、「矯正とは?」をテーマに職員らによる意見交換会が行われました。

法務省では24日、刑務所や少年院などの矯正施設での仕事に対する社会の理解を深めるための取り組み「"かける"プロジェクト」が発足し、全国からおよそ70人の矯正職員が集まり「矯正とは?」をテーマに意見交換などを行いました。

法務省の担当者によりますと、去年、全国の矯正職員に実施したアンケートで、8割を超える職員が「自分たちの仕事は社会に理解されていない」と答えたことに加え、収容する受刑者の高齢化などで、より対応が複雑化することなどを踏まえて、「矯正の当たり前を見直す必要があった」としています。

参加者「(矯正施設は)オープンにできるところとできないところもある職場。どこまで国民の皆様に知ってもらえるのか、いつもやきもきしている。こういった取り組みを通じて矯正職員にスポットがあたって、我々の仕事を少しでも理解していただけるのであればそれが一番」

今後、プロジェクトには犯罪被害者や元受刑者なども参加する予定で、議論を深めていくということです。