北方領土元島民らが上空から“墓参”へ
北方領土へのビザなし渡航が新型コロナウイルスの影響などで実施できていないことから、北海道は、元島民らが上空から墓参りする独自の事業を実施することを明らかにしました。
元島民らによる北方四島への墓参など3事業は、今年、新型コロナウイルスの影響などで見通しが立っていません。このため北海道は墓参について、元島民らが航空機で上空から行う方法を検討していて、5日の北海道議会で説明しました。
空から航空機を使っての墓参はこれまでも行われていますが、今回は独自の事業となるために、日露の「中間ライン」を越える飛行はできないことになります。
今年は戦後75年の節目となることから、10月以降に5回、元島民ら100人を募って実施することにしています。