桜島 噴火警戒レベル「3」に引き下げ 避難の住民帰宅「長かった」
鹿児島地方気象台は27日、桜島に出していた噴火警戒レベルを入山規制の3に引き下げました。これに伴い、一部の地域に出ていた避難指示も解除されました。
桜島では24日に起きた爆発的噴火で、噴火警戒レベルが最も高い5の「避難」に引き上げられていました。
気象台は、桜島の火口から2キロを超える範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったとして、27日、警戒レベルを入山規制の3に引き下げました。
これに伴い、鹿児島市は有村町と古里町の一部への避難指示を解除しました。
鹿児島市・下鶴市長「避難指示の解除により、安心して帰宅してもらえると安堵している」
避難所に避難していた住民はその後、自家用車や市が用意したバスで帰宅しました。
住民「長かった。(帰ったら)仏壇に手を合わせて帰ってきましたと言いたい」「(Q.お家で何したい?)遊びたい」
国道224号の通行止めも解除されました。
気象台は、現在も噴火活動が続いているとして、火口からおおむね2キロの範囲では引き続き、大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。