「頂き女子りりちゃん」を名乗り、男性3人から、およそ1億5600万円をだまし取ったなどの罪に問われている女の控訴審が始まり、女は「私が罪を犯したのは、ホストクラブに通ったせいだと思う」などと話しました。

この裁判は、「頂き女子りりちゃん」を名乗る、渡辺真衣被告（26）が、マッチングアプリなどで知り合った男性3人から、恋愛感情を利用して、現金あわせておよそ1億5600万円をだまし取ったなどの罪に問われているものです。今年4月、一審の名古屋地裁は懲役9年、罰金800万円の判決を言い渡していて、弁護側が控訴していました。

裁判の前、渡辺被告は中京テレビの取材に対し、「刑が軽くなることを望んでいます。早くここから出て文章を書いたりしたいです」などと話しました。

7日の控訴審で弁護側は、「量刑は不当だ」と主張したほか、渡辺被告も「被害者の人には申し訳ないと思っています」「私が罪を犯したのは、ホストクラブに通ったせいだと思う」などと話しました。一方、検察側は控訴の棄却を求めて、即日結審しました。