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急に秋の気配 “アツアツ”の焼き芋に列が… 寒暖差アレルギーに注意

2024年9月25日 5:52
急に秋の気配 “アツアツ”の焼き芋に列が… 寒暖差アレルギーに注意

24日の関東は、秋の涼しさを感じられる1日となりました。突然の気温の低下に、都内ではストールを手にした人の姿もみられました。

   ◇

大町怜央フィールドキャスター(東京・銀座)
「こちら焼き芋を売っているお店なんですが、気温が涼しいからでしょうか、お客さんが並んでいます」

24日の夜、人々が求めていたのは、アッツアツの焼き芋。

大町フィールドキャスター
「割ってみます。湯気もたっぷり出ています。みなさんこのアツアツを求めて来ているようです。いや~熱いです」

つぼの中で長期熟成させた「つぼやきいも」が人気の店「銀座つぼやきいも」。20日に『news zero』が取材したときに飛ぶように売れていたのは、凍らせた「アイスやきいも」。日が沈んでから訪れた人も注文するなど、夏の名残を感じる暑さでしたが、この日は…

焼き芋を購入した人
「めちゃくちゃ熱い!」

大町フィールドキャスター
「どうですか、いま熱そうだったが?」

焼き芋を購入した人
「熱いです。でも外が涼しいので、季節だなって思います」

熱い焼き芋を求め、客足も先週の倍になっているということで…

焼き芋店 店員
「今まで半分くらいだったのが、きょうは9:1くらいで温かいものになってます」

大町フィールドキャスター
「こちら(つぼ)きょう出した?」

焼き芋店 店員
「そうですね。以前は中の6つぼでやってたけど、きょう2つぼ足して、全部で8つぼで焼いています」

大町フィールドキャスター
「もともとの6つぼだと?」

焼き芋店 店員
「ちょっとギリギリでしたね」

一体、”夏”はどこへ?

「冷やし中華」と書かれた東京・台東区のラーメン店「熊ぼっこ」。今年は残暑が厳しかったため、例年はお盆くらいまでの冷やし中華を提供し続けていましたが…

「冷やし中華」続けるラーメン店 店長
「先週くらいまではなんだかんだ5食は必ず出てたけど、きょうは完全に涼しくなってゼロですね」

熱々の辛みそラーメンを食べていた客も。

──冷やし中華まだやっているんですが…


「先週くらいだったら食べたかったが、今週はもう、ちょっといいかなと」

そこで、店長は決めました。

「冷やし中華」続けるラーメン店 店長
「あしたも(冷やし中華)ゼロだったら、このまましれっと終わろうと思っています」

ケバブのキッチンカーで話を聞くと…

ケバブ店(東京・大手町)
「涼しくなりましたねってお客さんは何人か」
「夏バテがなくなったって」

食欲が戻ったのか、この日はごはんもお肉も“がっつり”のお弁当が売れたということです。

ケバブ店
「ご飯の方が腹持ちいいし、ちょっと涼しいとき食べたくなるじゃないですか」

   ◇

水遊びができる東京・墨田区の大横川親水公園でも…

『news zero』
「誰も水では遊んでないですね」

東京都心は午後になっても、最高気温25.3℃と今シーズン最も涼しい1日に。街には、ストールを手にする人や、フードをかぶって歩く人まで。

会社員(20代)
「めっちゃ寒いです」

──涼しいじゃなくて?

会社員(20代)
「寒い」
「鳥肌が、やばいです」

──この寒暖差どう?

会社員(20代)
「風邪ひきそう」
「もうのど痛いです」

──お兄さんたち対照的な格好してますけど

会社員(20代)
「いまちょうどいいですね。Tシャツの下に長袖も着ているんですけど」

──完全防備ですね。

会社員(20代)
「はい、寒がりなもんで」
「上着持ってくればよかった。今日の夜にでもコートとか上着とか出そうと思う」

医師は、急に寒くなったときは体調の変化に注意が必要だと指摘します。

鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫院長
「今までTシャツ一枚で大丈夫だったのが急に寒くなって、ガタガタ震えるときに寒暖差アレルギーが起きやすい。急に寒くなると(体の)適応が遅くなってしまう」

鼻水や頭痛といった症状や、疲れやすくなることがあるといいます。対策として、できることは…

鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫院長
「外出るときは羽織るものを持って行くとか、首を温めるのもいいですね。手足が冷たいとアレルギーが出やすいので、手足を温めてあげるということ」

冷たい空気を吸いこまないためにマスクも有効だといいます。

   ◇

18日の猛暑日以降、少しずつ秋らしくなってきた都心の気温。しかし、それもつかの間。26日には再び30℃、真夏日になる予想となっています。

気象庁は会見で、「秋を感じる期間は短くなるのでは」と述べました。24日に発表した冬の天候の見通しによると、気温は全国的にほぼ平年並みとなる見通し。一方、雪の降る量は、北日本から西日本にかけての日本海側で平年並みか、多くなる予想です。

(9月24日放送『news zero』より)

最終更新日:2024年9月25日 5:52