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遭難者の迅速救助へ 栃木県警が登山地図アプリ運営会社と協定

2023年10月26日 20:21
遭難者の迅速救助へ 栃木県警が登山地図アプリ運営会社と協定

山で遭難した際、遭難者を迅速に救助しようと、栃木県警は登山地図アプリの運営会社と協定を結びました。

26日に栃木県警と連携協定を結んだ運営会社のアプリ「YAMAP」を使って登山届を提出すると、万が一、遭難した場合、電波が届きにくい山の中でも、GPS機能を使った位置情報の照会のほか、登山計画書をもとに、いち早く捜索や救助活動に役立てられるということです。

栃木県内には日光や那須など人気の登山エリアが多くありますが、今年の遭難者数は25日までに、すでに69人に上り、そのうち9人が死亡しています。

しかし、遭難者のうち、登山届の提出は例年2割弱にとどまっていて、栃木県警は「コースを特定できるのは大きな手掛かり」として、登山届を登録するよう呼びかけています。