火山ガス大量放出…活発な噴火続く 西之島
活発な噴火が続く小笠原諸島の西之島では、溶岩の流出が一時的に止まった一方で、大量の火山ガスが放出されていることが海上保安庁の観測で分かりました。
海上保安庁によりますと、西之島では19日、山頂の火口から白色の噴煙が高さ3000メートルまで上がっていたほか、島の周辺が火山ガスに覆われていたということです。
一方、今月13日に日本テレビが撮影した西之島の映像では、大量の火山灰を含む黒煙を噴き上げていたほか、溶岩も流出していましたが、その後、火山ガスを放出するタイプの噴火に移行したとみられます。
専門家は「地下の浅いところにマグマがとどまっているため、火山ガスの大量放出につながっている」と分析した上で、「今後も溶岩が流出するような噴火が再開する可能性はある」としています。