石川県の防災総合訓練、地震と豪雨の複合災害を想定
地震と豪雨の複合災害を想定した石川県の防災総合訓練が行われました。
能登半島地震後に初の実施となった石川県の防災総合訓練。局地的な豪雨の後、震度6強の地震が発生した想定で行われ、およそ1万4000人が参加しました。
訓練では元日の地震で通信環境が不安定になったことを受け、衛星通信ができる「スターリンク」のアンテナの設置訓練が初めて行われました。
また、避難所の衛生環境改善に向けたマンホールトイレの設置や、倒壊家屋からの救出の訓練なども行われました。
消防や警察がドローンを使って上空から被害状況を把握し、要救助者を運び出しながら連携を確認していました。
石川県・馳浩知事「常に各19市町と連携を取りながら、防災体制を迅速に、速やかに情報共有しながらやる。課題を明確にして、きょうの反省を踏まえながら、より精度を高めていきたい」
馳知事は今後、山間部や海沿いなど様々な想定で訓練を行い、災害に備える方針を示しています。