日本近海の海面水温 82年以降過去最高に
ことし8月の日本近海の海面水温が過去最高になったことがわかりました。これからの台風シーズンに影響を与える恐れがあります。
今年8月、関東や東海・四国などの沖合では、海面水温がかなり高くなり、1982年の統計開始以降、最も高くなったということです。
30年前の8月と比べると、ピンク色で表示された海面水温30度を示すエリアが、本州の沿岸にかけて広く分布しています。
台風シーズンに入ったことを受け、気象庁の担当者は。
気象庁予報課・笠原真吾予報官「暖かい海面水温の海域を通過してやってくるということで、発達する可能性も十分考えられますので、より強い危機感を持って対応しているところです」
海面水温の高さが今後の台風に影響を与える懸念がある中、週末には、これから発生する台風10号が急速に発達して本州に近づく恐れもあり、気象庁は、今後の情報に注意するよう呼びかけています。