米GDP統計開始以来“最悪”-32.9%
アメリカ商務省は、ことし4月から6月のGDP(=国内総生産)の速報値を年率換算でマイナス32.9%と発表しました。統計を取り始めた1947年以来、最悪の水準となっています。
4月~6月の3か月間は、新型コロナウイルスの感染拡大でアメリカの経済活動がほぼストップした時期と重なり、GDPの速報値は、年率換算でマイナス32.9%と記録的な落ち込みとなりました。
トランプ大統領は経済再開を進めていますが、新型ウイルスによる死者数は再び増え始め、15万人を超える深刻な状況です。
これを受け、30日のニューヨーク株式市場は取引開始直後から売りが先行し、ダウ平均株価の下げ幅は一時540ドルを超えました。ただ、市場予想よりは悪くなかったこともあり、最終的には225ドル安で取引を終えています。