経済活動再開で“期待感”ダウ133ドル高
5日のニューヨーク株式市場は経済活動の再開で景気が回復に向かうとの期待感などから買いが優勢となり、ダウ平均株価は続伸して取引を終えています。
5日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から133ドル33セント値を上げ、2万3883ドル09セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も98.41ポイント上げて8809.12で取引を終えています。
前の日にカリフォルニア州の知事が、今月8日にも一部の小売店の営業再開を認めると発表しました。アメリカではすでに経済活動を段階的に再開する州も出てきていて、景気が回復に向かうとの期待から買われる展開となりました。
また、製薬大手の「ファイザー」が、新型コロナウイルス向けのワクチンの臨床試験をアメリカでも始めたと発表したことも投資家の安心感につながりました。
市場関係者は、「新型コロナウイルスをめぐる懸念が払拭されたわけではないが、このところは前向きな材料に反応しやすい相場になっている」と話しています。