“首都圏の水がめ”利根川上流のダム 渇水のおそれなくなる
首都圏の水がめの利根川上流のダムでは、この夏、貯水量が減少し節水への協力が呼びかけられていましたが、需要が少ない時期に入り、渇水のおそれがなくなったことが関東地方整備局への取材でわかりました。
首都圏に水を供給している利根川上流の9つのダムでは、梅雨の時期に極端に雨が少なく、貯水量が急激に減少したため、国土交通省関東地方整備局が取水制限の実施を検討し、節水の呼びかけをおこなってきました。
しかし、今月に入り大雨が降ったため、ダムから放流する水を減らしたほか、来月に入ると農業用水の利用が大幅に減って、ダムの貯水量はさらに増加するため、「渇水のおそれがなくなった」ということです。
関東地方整備局は来週会議を開いて、節水への呼びかけを終了することにしています。