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首都圏の水源で“水不足”――少雨のままなら「取水制限」の恐れも 27年前はプール閉鎖、噴水ストップ 自宅でできる節水術

2023年8月19日 11:45

首都圏の水源となる利根川水系のダムで、貯水量が減っています。この先さらに水が減ると、生活に影響が出る可能性もあります。この先の1か月予報によると、関東甲信の降水量は「ほぼ平年並み」ですが、取水制限を防ぐためにできることを考えます。

■半数以上のダムで貯水率100%未満

中島芽生アナウンサー
「首都圏の水源となる利根川水系の9つのダムの貯水率について、関東地方整備局ホームページで18日午後10時の状況を確認すると、関東最大級の貯水量を誇る群馬県の矢木沢ダムは36%。合計5つのダムで『十分な貯水量』と言われる100%には達していません」

「全体を見ても貯水率は66%と平年を下回っていて、ここからさらに水が減っていくと、私たちの生活に影響が出てくるかもしれません」

■27年前には「取水制限」を実施

中島アナウンサー
「27年前の1996年8月、関東では1か月間ほとんど雨が降らず、ダムの水が枯れる恐れから、川から取る水を減らす『取水制限』が行われました」

「その結果、市民プールが閉鎖されたり、東京・日比谷公園の噴水が止まったりする事態になりました。さらには、家庭の水の出が悪くなるなどの影響もありました」

「今回気になるのは、この先雨が降るかどうかです」

■ダム管理者「予想通りに降れば…」

市村紗弥香さん(気象予報士・防災士)
「ダムが多い群馬県のこの先の天気を見ると、全く雨が降らないというわけではなさそうです。気象庁が発表した1か月予報によると、関東甲信の降水量は『ほぼ平年並み』となっています」

「矢木沢ダムを管理する沼田総合管理所の管理課長、笠井昭彦さんは『予想通りに雨が降って平年と同じ貯水量になれば心配は減るだろう』と見通しています」

■一人ひとりができる「節水」のコツ

中島アナウンサー
「予想通り雨が降ればということですが、一方で雨が少ない状況が続く場合、関東地方整備局は取水制限を行う可能性があるとして『水を大切に使ってほしい』と呼びかけています」

「例えば手洗いやシャワーの時にこまめに水を止める、食器を洗う時は汚れをふいてから洗う、トイレを使う時は水量の大・小を使い分けるなどです。私たち一人ひとりが、少しでも節水に協力していくことが大切です」

(8月18日『news zero』より)