利根川水系のダム「貯水量」が急激低下 関東地方整備局が節水呼びかけ 今後、取水制限の可能性も
首都圏に水を供給している利根川上流のダムでは貯水量が急激に低下しています。関東地方整備局は今後、取水制限を行う可能性もあるとして節水を呼びかけています。
7日に行われた、利根川水系の渇水対策を話し合う会議では、首都圏の水がめである利根川上流の9つのダム周辺で、先月から雨が少なくダムの貯水量が急激に減少していることなどが報告されました。
現在の貯水量は渇水がおきた1996年の夏と同程度で先月、矢木沢ダムでは1日で水位がおよそ1.6メートル低下した日もあったということです。
利根川流域では、この時期、農業用水の利用も多く関東地方整備局は雨の少ない状況が続く場合には、今後、「10パーセントの取水制限」を実施する可能性もあるとして節水を呼びかけています。