口コミ欄に高評価で割引など“ステマ”と判断 消費者庁、都内の医療法人に措置命令
口コミ投稿欄に高評価をつけることを依頼し治療費を割り引くなどしていたのは「ステルスマーケティング」にあたるとして、消費者庁は、都内の医療法人に措置命令を出しました。
消費者庁によりますと、東京・世田谷区の医療法人社団スマイルスクエアが運営する、「スマイル+さくらい歯列矯正歯科二子玉川」は、利用者に対して、去年5月から9月までの間、口コミ投稿欄に高評価の星5つをつけることなどを条件に、投稿した人に、治療費の総額から5000円の割引、または、5000円分の金券を渡していたということです。
消費者庁は、高評価をつけた9件の投稿が事業者による表示だということが消費者側には判別できないとして、「ステルスマーケティング」にあたる不当な表示と判断し、景品表示法違反で再発防止などを求める措置命令を出しました。
スマイルスクエアは、「措置命令を真摯に受け止めて再発防止に努める」とコメントしています。